【受験生の親必見】受験生に塾は必要なの?個別指導と集団授業はどっちが良いの?徹底解説!!

こんにちは!ゆーろと申します(^^♪

現在、塾講師をしています。

 

本日は、受験生にとって塾の授業は必要なのか、それとも自分の力だけでなんとかなるものなのかを解説していきます。そして、塾に通う場合は個別か集団どちらが良いのかも徹底解説していきます。

受験生に限らず、子供を塾に通わせようか悩んでいる方も必見の内容です!

 

[目次]

 ・そもそもなぜみんな塾に通う?

 ・塾に通わせることのメリット・デメリット

 ・個別指導と集団授業はどちらか良い?

 

 

 そもそもなぜみんな塾に通う?

今や、人生で一度も学習塾に通ったことがない人が半数を下回る時代。「あそこの山田さんの息子さんも塾に通い始めたらしいですよ。」「鈴木さんのお宅のお嬢さんは毎日塾に通っているらしいですよ。」と噂を耳にする親御さんも多いかと思います。しかし、なぜここまでみんな塾に通うのでしょうか。

まず、親御さんに知って頂きたいのは、多くの場合は親のエゴということです。

厳しい言い方をしてしまって申し訳ありません。しかし、ぜひ最後まで目を通して頂ければ幸いです。

なぜ親のエゴなのかということについて順を追って解説していきます。

まず、前提として、最近の子どもは小学生から学習塾に通っているケースが多いということです。実際、私の勤務先でも小学生の生徒さんは非常に多いです。彼らは自らの意思で塾に通うケースはなかなかありません。どうしても親御さんが子の学習を案じて通わせています。しかし、勉強においてあくまでも塾は補佐でしかありません。塾に行けば必ずしも勉強ができるようになるということはありえないのです。そのことを親子で認識した上で塾に通わせる必要があります。

現在では、わかりやすい参考書や無料で観れる映像授業は溢れかえっています。しかし、それにも関わらず高い授業料を支払って塾に通うのはなぜでしょうか。それは、責任の所在が明らかになるからです。親御さんの立場からすれば、「こんな高い授業料を支払っているのだから成果が出て当然よ。成果が出ないのはうちの子じゃなくて塾が悪いのよ。」と考えてしまうということです。さらには、授業料さえ支払えば、親である自分の責任は免れると考えてしまう親御さんが残念ながら非常に多いです。

こういった経緯で、幼いころからなんとなく塾に通い始め、大きくなっても当然のように塾に通う子たちが多いのです。

 

しかし、今から受験生の子どもを塾に通わせようとか考えている親御さんは、これまでの話はあまり意味がないかもしれません。そこで、次に塾のメリットとデメリットをお話しします。

 

 

 

 塾に通わせることのメリット・デメリット

〇メリット

メリット① 精神安定剤になる

 塾に通うことで自分の進めている勉強が間違った方向に進んでいないか、このまま進 めて大丈夫なのかをプロがチェックしてくれるという点は非常に大きなメリットです。特に大学受験生は、受験校によって受検科目も異なるため、この点が大きなメリットとなるでしょう。

 

メリット② 自習空間の確保

 多くの塾では、生徒が自由に使える自習スペースを設けています。家ではなかなか勉強に身が入らない時でも、塾の自習スペースであれば、周囲の刺激も受けられて集中して取り組めることでしょう。

 

メリット③ 最新の受験情報を得られる

 塾は業界の最新情報を常にリサーチしているため、適切な情報が得られます。もちろん、今はネットが普及しており、個人規模でも十分重要な情報は得ることができます。しかし、自分で常にアンテナを張っていることは難しいですし、親御さんが情報を集めるとしても、素人の方だと少し難易度が高いかもしれません。本人も、情報収集は塾に任せることでしっかりと勉強に集中ができます。情報集めに自信がない方でしたら、この点も非常に大きなメリットと言えます。

 

〇デメリット

デメリットは1つしかありません。それは、「塾に行ってるから大丈夫だ」と慢心してしまうことです。先にも申し上げた通り、これはとにかく気を付けなければならないポイントです。

例えば、塾で英語の授業を1週間に1コマ(80分)受講していたとしましょう。

みなさんは、1週間は何分あるかご存知ですか?

 

正解は、1万80分あります。

 

上の例と照らしながら考えると、塾での勉強は80分しかないのに対して、自分で運用しなければならない時間は10,000分あることになります。もちろん、10,000分勉強するわけではありませんが、塾で授業を受けている時間よりも、残りの10,000分をいかに効果的に活用するかが大切なのです。塾の授業を受けて、次の塾の授業までのその10,000分の間に一切勉強しないで、塾に行ったところで、成長はほとんど見込まれません。つまり、塾に通っていれば安心だということは絶対にないということです。先述の通り、塾はあくまでも補佐でしかありません。

このことを親子でしっかりと理解した上で、塾に通わせることを検討してください。

 

 

 

 個別指導と集団授業どちらが良い?

以上までのことを踏まえて、塾に通うことを決心したとしても個別指導と集団授業は非常悩みどころです。ではどちらが良いのでしょうか?

結論から言えば、体験授業に行って親子で話し合って決断するべきです。

当たり前のことですね(笑)

 

しかし、ここでは私の塾講師としての経験を基にした軸をお話させていただきます。

塾に通わせる目的によりますが、私の経験上、大学受験であれば個別指導、高校受験であれば集団授業、中学受験であれば集団授業というのがおすすめです。

【大学受験の場合】

 先にも申し上げた通り、大学受験の場合、受験校によって傾向や範囲が大幅に異なっており、多種多様です。集団授業でも多くのコースに分けて授業を設けるところも多くありますが、その場合第一志望しか網羅できません。しかし、個別指導であれば、受験校に合わせた勉強ができ、受験スケジュールもプロ指導のもと組めるので、安心して取り組めます。

【高校受験の場合】

 しかし、高校受験の場合、都立入試であれば共通問題、自校作成校でも共通問題の応用というだけで、範囲や科目が大きく異なることはありません。それであれば、集団授業のコースが分かれているところへ通えば、十分対応できます。私立高校でもそれは変わりません。例えば、早慶であればそこまで大きなズレもないので、早慶コースなどを設けている塾で十分補えます。また、高校受験を控えた中学生の場合、競争相手がいるというのは非常に重要です。大学受験の場合は、受験の幅が広すぎるので集団でも志望校はまばらなケースが多いです。しかし、高校受験の場合はそこまで選択肢を広げないことが多いので、同じところを目指す仲間でありライバルがいるというのは非常に心強いものです。

【中学受験の場合】

 中学受験の場合も、高校受験の場合と同様に集団授業がおすすめです。その理由は高校受験のときと似ていますが、仲間がいるということです。しかし、高校受験とは少し性質が違います。中学受験を目指す方の多くは公立の小学校に通っていると思います。近年、中学受験をする数が増えているとはいえ、まだまだ学校では少数派だと思います。放課後にみんなが遊んでいる中、自分だけ勉強することはなかなか容易なことではありません。「なぜ自分だけ?」そう疑問に思ってしまう子は非常に多いです。しかし、集団授業の塾に行けば、自分と同じ目的を持った子どもがたくさんいるので、モチベーションの維持につながります。中学受験の場合、勉強時間の確保が非常に大変です。その意味では、集団授業に参加させて、周囲の影響を存分に受けることも大切だと思います。

 

以上のことを参考にしながら、先ほども申し上げた通り、最終的には、体験授業等を通して、親子で話し合って、お子さんにとって最適な方を選択してみてください。

 

 

 

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